ジルコニア・オールセラミッククラウン
ジルコニアは腐食にも強く、体ともよく馴染むことから医療分野でも広く使われ、歯科の審美性の高い治療の素材としても注目を集めています。オールセラミックスにジルコニアを使用することで、従来のセラミックでの強度の心配がなくなり、奥歯や複数歯の連結されたブリッジなど使用範囲が大幅に広まりました。
- ジルコニア(二酸化ジルコニウム、化学式:ZrO2)はジルコニウムの酸化物です
- セラミックの中では最も強度や耐熱性が高いと言われています
- 人工ダイヤモンド、スペースシャトルにも使われています
歯の型をとるまでは、今までのオールセラミックの治療法となんらかわりません。しかし、「白い金属」と言われているジルコニアは、ここから患者さんにとって魅力的な能力を発揮していきます。
ジルコニア症例1
補綴臨床家と歯科技工士のための国際誌「QDT」(クインテッセンス出版)に掲載された症例です
治療期間 |
2ヶ月で治したケース |
治療本数 |
3歯 |
費用 |
15万×4歯 +消費税 |
ジルコニア症例2
治療期間 |
3ヶ月で治したケース |
治療本数 |
2歯 |
費用 |
15万×2歯 +消費税 |
ジルコニアの利点
- 通常のオールセラミックより透明度が高い
- 金属よりも硬い丈夫である
- 金属アレルギーが生じない材料である
- 変色のない材料である
- 通常のセラミック処置より歯を削らずにすむ場合がある
- 奥歯でも使用が可能である
ジルコニアは他の材料に比べると・・・
- とても硬いので、セット後に問題が生じた場合除去が困難
- CAD/CAMという技術で削りだすので複雑な形態は無理
- 接着をあげる場合、専用のセメントを使用しないといけない
・・・等があります。
ジルコニアを臨床で使用し感じてるメリット
- 若くて透明度が高い白い歯の色調に合う
- 奥歯でもメタルフリーの治療が可能
- 咬む力が強い患者さんでもメタルフリーな治療が可能
・・・等の点がメリットとして感じています。
リスク副作用
- 金属単体のインレー・クラウンより若干、歯の体積を削る量が多いことがあります
- 個人差により、ごく稀に欠けたり壊れる可能性があります
- 事前に神経の処置(根管治療)や土台(コア)の処置が必要となることがあります
- 咬み合わせ・歯ぎしりの強い方は、破損防止のためにマウスピースをおすすめすることがあります
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